入居企業インタビュー#34 CheerLink 津川 千穂さん
CheerLink
津川 千穂さん
金型製造メーカーでの設計業務や遠隔監視システム会社の営業等を経験後、地元である秋田県横手市のNPO法人へ。3年程務め、今年2月に独立。
Q1. 主な事業内容について教えてください。
秋田県横手市を拠点に、ライター、SNS運用、ラジオパーソナリティ、飲食店スタッフなど、多方面で活動しています。
ライターとしては、全国各地に展開している地域密着型ニュースメディア「みんなの経済新聞ネットワーク」の1つである「横手経済新聞」で地域の新店舗オープンやイベント告知など、地域の話題を取り上げた記事を執筆しています。また、別企業からの業務委託として、事業承継者のいない企業を訪問し、その活動や歴史を記録するブログ記事の執筆も手掛けています。
SNS運用では、地域企業のSNSアカウント運用をアドバイスする形でサポートさせていただいており、特に企業や店舗の魅力を伝えるための戦略提案に注力しています。
さらに、地元のコミュニティFM「横手かまくらFM」ではラジオパーソナリティを務め、夕方の情報番組も担当。司会の依頼をいただくこともあります。
Q2. この事業を始めた理由はなんですか?
地域活性化と街づくりへの関心が高まったことがきっかけです。
私は横手市で生まれ育ち、高校卒業後は東京で就職しました。しかし、地元のNPO法人の理事長に誘われて地元で転職し、そのNPO法人で横手市推奨アプリの運営や広報活動を経験。その後、地域に密着したライターとして独立し、多岐にわたる活動を続けています。
特に横手市に強いこだわりがあったわけではありませんが、勤務した町づくりNPOが横手市にあったことが、現在の活動の出発点となりました。
その後、兄がクラフトビール店を始めたことや、もっといろんな地域を見てみたいと思ったことをきっかけに独立しました。
Q3. OICに入居したきっかけについて教えてください。
入居のきっかけは、「みんなの経済新聞ネットワーク」の全国の記者が集まる研修でOICセンター長の直井さんと出会い、お声がけいただいたことでした。
それを機に、最初はイベント補助として関わり始めましたが、大熊町の魅力に惹かれ、本格的に入居を決意しました。
現在は、OICのイベントチームに所属し、イベント企画や広報を主に担当しています。今後は活動の幅をさらに広げ、大熊町でも情報発信を軸に町づくりに貢献していきたいと考えています。実際に、11月以降は大熊での滞在頻度を増やし、横手市と大熊町の両地域で活性化活動を展開していく予定です。
2025年以降の活動方針については模索中ですが、「情報発信を通じて町を盛り上げる」という信念を大切にしていきます。
Q4. 普段の生活について教えてください。
日中は、大熊町のOIC関連業務を中心に、ライター、SNS運営、ラジオパーソナリティなど、多岐にわたる仕事を行っています。
横手に滞在している夜のほとんどは、横手市にある居酒屋バル「よこてのわがや」で働いています。「よこてのわがや」は、東京でイタリアンの経験を積んだシェフが地元・横手に戻り開業したお店で、「横手で一番おしゃれ」と評判のお店です。
店内ではカクテルや地元の日本酒を中心にご提供しています。お客様には、シェフが手掛けるお酒にぴったりの創作料理をぜひ楽しんでいただきたいと思っています。
皆さんもぜひお越しください!
Q5. おすすめしたい○○を教えてください。
オススメの観光地ということで、秋田県横手市にある「増田まんが美術館」を紹介します。
原画収蔵数が日本一の、漫画の美術館です。なんと館内にある漫画も読み放題!一日中居れますね。
Q6. 興味・関心のある分野について教えてください。
「食べること」ですね。(笑)好き嫌いがなく、どんな料理も楽しめます。
料理することも好きで、旅先や新しい場所で出会った美味しい料理を自宅で再現するのが一番の楽しみです。スパイスを多く揃えており、料理の幅を広げる工夫をしています。
次のチャレンジとして、市販のルーを使わずにスパイスから作る本格的なカレーに挑戦しようと考えています。
Q7. あなたにとっての福島、大熊町とは?
大熊町は、可能性に満ちた町であり、ある意味最先端の場所だと感じています。震災・第一原発事故がありましたが、それでも町はどんどんと再生しており、町で活動する皆さんから活気とエネルギーをとても感じます。
ここに集まる人々の活力が町の魅力の一つであり、地域の未来を作り上げる力を持っていると思います。
◆編集担当より
いかがでしたか。
今回は、OICのスタッフとしても活躍されている津川さんにお話を伺いました。現在は週に1回ほど、大熊町にきて、仕事をしています。
皆さまもぜひ、話しかけてみてください!