EVENT / BLOG

入居企業インタビュー#40 株式会社KSP 三角武一郎さん、石井利典さん

株式会社KSP
代表取締役 三角武一郎さん
さいたま支社 取締役 石井利典さん

株式会社KSPの代表取締役の三角武一郎さんと、今後の大熊町での活動責任者となる石井利典さんにインタビューを行いました。

 

Q1. 主な事業内容や今後の展開を教えてください

 私たちは『Keeping up your Safety and Protection 豊かな暮らしを守る』を企業理念に、施設警備・イベント警備・臨時警備・送迎、身辺警護のドアネット事業部・これから警備業を始める方へのコンサルティング業などを行っています。また、事務所の建物内に保育園や学童もあり、保育業も行っています。
 最近では東京オリンピック(第32回オリンピック競技大会)やG7サミット(先進7カ国首脳会議)の警備も行い、常駐で警備しているのは東京スカイツリーや東京メトロ(東京地下鉄株式会社)の建物内などです。

Q2. 大熊町で事業を始めようと思ったきっかけや、今後の事業内容は?

 経営者仲間で数十年来の長い付き合いをしているOICインキュベーションマネージャーの黒田さんから、2023年にお声がけいただいたことがきっかけです。
弊社は元々保育業を行い、子ども食堂を開催するなど、特にさいたま支社では地域づくりに取り組んできました。「大熊警備隊」という「格闘家×警備会社」の新しい会社の設立・運用・コンサルティングを通じて、総合格闘技者の支援であったり、大熊町の移住者増加に繋がったりと、地域づくりに協力できるのではないかと思いました。単純に「格闘家×警備会社」って業界的にも初めてなので面白そうだという思いもありました。(笑)
いつか、大熊町を『格闘家が守る、日本一安全な街』にして、格闘家の聖地のような場所にしていけたらなと大きくイメージしています。

Q3. OICをどのように活用していますか?

 新会社を大熊町に登記するということもあり、これまで4回ほどOICに行きました。黒田さんから入居企業さんの情報を頂いたり、交流会に参加したりと、今後入居企業さんとのコラボやパートナーシップを結んでいくためにもOICは重要な拠点になっています。

Q4. 普段の生活や、今チャレンジしたいこと、関心のある事

石井さん:中学1年生の息子と小学4年生の娘がいるのですが、息子が自然科学部に入りまして。「じゃぁ3年間で何かしっかりやろうぜ」ということになり、インストラクター付きの畑を契約して、息子と一緒に土いじりをしています。インストラクターさんは種や苗のことはもちろん、ネットの張り方や保温対策、柵の作り方まで教えてもらえます。先日は顔くらい大きなブロッコリーが収穫できました!

三角さん:私はもう子育ても終わりましたので「会社を良くすること」ばかりを考えています(笑)。中小企業の経営者としても、もっといい中小企業を全国に増やして、地域と日本を元気にしていきたい!そのためにはどうしたら・・・といつも考えています。
あとは国民の一人として政治にも興味がありますね。若い人達が失望感から投票に行かないのはどうしたものか、と。もしかしたら今後、変えていけるのではないか!?とも最近思っています。

Q5. おすすめしたいお店、本、映画、などありますか?

 弊社社員が毎日30〜40人警備にあたっている、埼玉県さいたま市大宮にある「コクーン新都心」がオススメスポットです。買い物も映画も食事もできます。弊社の警備隊では花形の場所になっていて、必ず新入社員を毎年配属させる場所でもあります。80代のベテラン警備員もいます。翔んで埼玉を公開した年のクリスマス点灯式は芸能人のゲストもいらっしゃっていたので大宮警察署と連携して80人体制で警備にあたりました。
ぜひ、大宮にいらっしゃった際は寄ってみてください!

Q6. あなたにとっての福島、大熊町

 これまで被災地と全く関係がなかったわけではなく、東日本大震災があった時に双葉町の方々がさいたまスーパーアリーナに一時避難しました。避難所には得体の知れないものを売りにくる人や、ボランティアを装って不審者が来ることもあるので、弊社が24時間体制で警備を行いました。年月はかかりましたが、またこうして別の側面から震災復興のサポートができることを嬉しく思います。
また、被災地に限らず地方都市が今抱えている問題は全国各地にありますが、この問題を解決する一助となるのが『地域愛』だと考えています。一旦避難した人がまた帰ってきて働いている大熊町は、とても『地域愛』がある町だなと感じています。そのため今後、どんどん大熊町が発展していき、地方都市の新しい形になっていくのではないかという期待もあります。弊社も雇用の創出などを通じて、発展に携わっていきたいです。

Q7. さいごに一言お願いします!

 弊社は、安心安全という警備業の基本精神はもちろんのこと「人を大切にする社風作り」を行ってきました。警備業界は閉鎖的で保守的な業界イメージがありますが、OICの皆さまと共にいろんなことに挑戦して、老若男女の雇用創出・移住促進などを通じて地域づくりに関わっていきたいと考えています。
大熊町で新しく創設する新会社では、総合格闘技のイベントを行いたいとも考えており、通常の警備会社の枠を超えた、地域に密着した会社作りを行っていきますので、よろしくお願いします。

◆編集担当より

いかがでしたか。「格闘家×警備会社」の組み合わせ、新しくてワクワクしますね!警備会社の枠を超えた活動に期待しています!

 

関連記事一覧