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入居企業インタビュー#36 Future 株式会社 小中 文哉さん

Future 株式会社
小中 文哉さん

営業としてのスキルを活かせるスタートアップに興味を持ち、昔からの知人の紹介で同社に入社。大熊町の担当として、実証事業を進める。

Q1. 経歴や主な事業内容を教えてください

Future株式会社は、電動モビリティの開発・製造・シェアリングサービス・販売事業、および地域DXプラットフォーム事業を展開しています。

電動モビリティ事業では、電動アシスト自転車型、ミニカー、第一種原動機付自転車、特定小型原動機付自転車や原付型、バイク型など多種多様な製品を開発。ブレーキ時の発電技術や超軽量化技術を取り入れ、持続可能な移動手段を提供しています。

また、地域DXプラットフォーム事業では、飲食デリバリーや観光、ニュース、金融、そして自社モビリティのシェアリング機能などを1つに集約したアプリケーションサービスを開発しています。地域の特性に応じて発信内容を自由にカスタマイズできることが特徴です。

これらの事業を北海道から沖縄まで、全国色んな地域で展開しています。

Q2. 大熊町で事業はどのような事業を行っていますか

大熊町では2022年に大熊町と連携協定を締結したことです。
その後、GOGO!R(ミニカー)やFUTURE META(第一種原動機付自転車)でのモビリティ原動機付き自転車のシェア事業をスタートし、現在はOICにて入居者向けにのモビリティの貸出を実施しています。

また、2024年11月からは新しく2つの実証を開始しました。

1つ目は、免許不要で乗れる航続距離1000キロのアシスト自転車のシェアリングサービス「おおくまEVバイクシェア」です。

OIC、linkる大熊、大熊町役場の3箇所にモビリティポートを設置しており、これらのポートであればどこでもレンタル・返却が可能です。また、開錠や施錠、支払いまで全てアプリで完結できます。

2つ目は、デリバリー・予約アプリ「おおくまGOGOシェア」です。

ハンバーガーやお弁当、パン、お惣菜や日用品を決められた配達時間にお届けします。

これら2つのサービスは、同じアプリをダウンロードすることでご利用いただけます。1月までは実証期間のため無料ですので、ぜひご利用いただければ幸いです。

Q3. OICに入居したきっかけと活用方法を教えてください

OICのインキュベーションマネージャーである黒田さんにご縁をいただいたことをきっかけに、OICに入居し、大熊町との連携、事業開始に至りました。

黒田さんには面談を通して事業のアドバイスをいただいたり、サービスを開発するにあたり、関連する入居企業様をお繋ぎいただいています。

Q4. 普段はどのような生活をしていますか

全国を飛び回る日々を送っています。仕事のために出張が多いのですが、その分、各地の魅力的な文化や食事に触れるのが楽しみです。
休日にはゴルフやフィットネスを楽しみながらリフレッシュしています。

Q5. おすすめの○○について教えてください

アメリカのSF映画『TIME/タイム』です。

人類が遺伝子操作により25歳から老いなくなった世界で、時間が通貨として扱われる近未来の世界が描かれています。

富裕層は膨大な「時間」を所有して何百年も生き続ける一方、貧困層は今日を生き延びるために日々ギリギリの日当(時間)で働きます。

この映画を見て、お金や時間の大切さを改めて認識しました。今では日々の1分1秒を大事にするよう心がけています。

Q6. 今チャレンジしたいことはありますか

「Future」というスタートアップの事業を全国に広げていくことにしていきたいです。

弊社は東京を起点に全国に事業を展開していますが、東北では福島を拠点に据えて活動を進めています。

各地域に適したサービスを提供し、より多くの地域で持続可能な交通と地域DXの実現を目指しています。

 

Q7. 関心のある分野について教えてください

事業に関連する分野として、道路交通法の改正や交通に関する規制変更には特に敏感です。
また、モビリティ業界全体の流れが非常に早いことから、最新の技術動向や国土交通省の発表を常に追いかけています。
テスラのような革新的な企業の動きにも注目していますね。

Q8. あなたにとっての福島県大熊町とは

大熊町は、私にとって「未来そのもの」です。復興への取り組みを通じて、地域社会が新しい可能性を切り開いていく姿勢に共感しています。

私たちも持続可能なモビリティとDXプラットフォームを活用し、大熊町や地域住民の皆様とともに、便利で持続可能な未来を実現していきたいと考えています。

◆編集担当より

シェアバイクサービス「おおくまEVバイクシェア」と、デリバリー・予約アプリ「おおくまGOGOシェア」。この機会にぜひ使用してみてください!

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