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入居企業インタビュー#39 株式会社第一エージェンシー 清水 壮太さん

株式会社第一エージェンシー
清水 壮太さん

株式会社第一エージェンシー 東京支社の責任者を務める。2023年に家族で大熊町に移住。

Q1. 主な事業内容を教えてください

株式会社第一エージェンシーは、福岡に本社を構える広告代理店です。通信販売の黎明期より事業を拡大し、食品や化粧品、健康食品などの通信販売を中心に、販促活動の支援を行っています。

設立から40期を迎える老舗企業であり、かつては使い捨てカメラやフィルムの売り場づくりを手がけていました。

現在では、テレビショッピングやインターネット広告を活用したダイレクトマーケティングを主軸とし、楽天やAmazonといったモール型ではなく、自社チャネルによる販売支援を行っている点が特徴です。

また、テレビ・ラジオ・紙媒体・Webなど、幅広いメディアを活用したプロモーション展開を得意とする総合広告代理店であると同時に、クリエイティブ制作にも注力している点が当社の特徴です。

社内には営業チームと同規模のクリエイティブスタッフが在籍しており、商品の魅力を最大限に引き出す表現づくりを一貫して担っています。

特に無店舗販売においては、クリエイティブは”店舗や店員”の役割を果たす重要な要素と位置づけられ、消費者の購買意欲を喚起するコンテンツ制作が重視されています。

魅力的で分かりやすい広告表現を通じて商品価値を的確に伝えることで、購買行動につなげ、高い費用対効果を実現しています。

現在は、福岡と東京に事務所を構えており、私は東京支社の責任者として大熊町からリモートで業務を行いながら、月に3回ほど東京へ出張しています。こうした柔軟な働き方を通じて、広告代理店としての専門性を活かしながら、通信販売事業をサポートしています。

将来的には、OICや大熊町内の企業の皆さまとも何かご一緒できる機会があればと考えています。

Q2. OICに入居したきっかけについて教えてください

入居のきっかけは、家族で大熊町の町立学校である「学び舎ゆめの森」と出会ったことです。少し遡ると、以前通っていた学校で、子どもが徐々に登校を避けるようになったことがあり、家族で新しい環境を探していました。

そのような中、学び舎ゆめの森オンライン体験イベントに参加し、子どもにとってとても合っている環境だと感じました。

大熊町についてさらに調べていくなかでOICの存在を知り、町のホームページから問い合わせを行い、施設を見学させていただいたことが入居のきっかけになりました。

Q3. 今後チャレンジしたいことは?

プライベートでは、スノーボードやサーフィンに家族で挑戦したいと思っています。学生の頃に楽しんでいたのですが、最近は遠ざかっていたので、再び家族と一緒に楽しめたら嬉しいです。

仕事に関しては、職場環境の改善と新規事業への挑戦に力を入れています。東京オフィスでは、メンバーが楽しく長く働けるよう、業務の調整や利益の還元といった仕組みづくりを大切にしています。

また、広告業にとどまらず、SDGsに関連した複数の事業をつなげるポータルサイトを運営するなど、新たな分野にも積極的に取り組んでいます。

たとえば、目の前で搾ったオレンジジュースを提供するような「信頼性のある製品」に注目し、自動販売機が一般的に信頼されている日本市場だからこそ可能な、新しい購買体験の提案を模索しています。

こうした取り組みは通信販売にも通じており、今後も多様化する消費者ニーズに応える仕組みを探っていきたいと考えています。

Q4. 普段はどのような生活をしていますか?

平日は、OICで9時から17時半まで勤務し、終業後は18時頃に学童へ子どもを迎えに行くのが日課です。東京出張が月に3回ほどあるため、その際は妻が送り迎えを担当してくれています。

週末には家族で地域イベントに参加することが多く、InstagramやX(旧Twitter)などで情報が発信されているため、情報収集にも役立っています。

Q5. あなたにとっての福島、大熊町

福島、大熊町は、私たち家族にとって「来てよかった」と心から思える場所です。OICのような施設のおかげで、リモートワーク特有の孤独感が解消され、地元の方々からのサポートも受けながら充実した日々を過ごせています。

また、子どもが通う学校を中心に、先生方や地域の方々の温かい支えがあり、家族全体が成長できる環境だと感じています。子どもを通じて学ぶことも多く、大熊町は私たちにとってとてもフィットする場所です。

Q6. 大熊町の人たちに伝えたいこととは

まず、大熊の皆さまには、日々のちょっとした会話や関わりの中でたくさんの感謝を感じています。

この町は、人との距離感がちょうどよく保たれており、興味や意欲があれば自然と人が集まって何かを始められる、そんな自由さが魅力です。

家族のようなつながりを求める人もいれば、一定の距離を大切にしたい人もいる。そのどちらも受け入れてくれる懐の深さが、大熊の良さだと思います。

働きやすく、暮らしやすいこの町で、今後も移住者が増えていく未来を楽しみにしています。

◆編集担当より

いかがでしたか。

お子さまの学び舎ゆめの森への入学をきっかけに、大熊町への移住とOIC入居を決めた清水さん。地域への愛着や家族の絆を大切にしながら、リモートワークと出張を両立される姿が印象的でした。

今後、大熊町内の企業やOICの仲間たちと新たな事業や取り組みが生まれていくことがとても楽しみです。清水さんご家族のこれからの活躍に期待しています!

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