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【OICCC】7/12社会実装アイディアソン 2025 Summer 開催レポート

開催概要

2025年7月12日、「社会実装アイディアソン 2025 Summer」がオンラインにて開催されました。本イベントは、研究成果の社会実装を目指す若手研究者・学生・企業関係者を対象に、研究を起点とした「起業」というキャリアの可能性について理解を深めることを目的として実施されました。
本イベントは福島県のインキュベーション施設によるインキュベーションプログラム(OICCC)の一環として行われました。参加者はMetaLifeに設置したOICのバーチャル会議室において、それぞれの専門性を活用した社会実装案に関して議論しました。

当日のプログラム

10:00〜10:30(Zoomパート)
趣旨説明・OIC紹介
参加者自己紹介
MetaLife紹介・移動

10:30〜12:10(MetaLifeパート)
チーム内自己紹介・交流
ワーク①:技術・関心・課題の書き出しと共通点探し
ワーク②:アイディアの結合・議論
ワーク③:起業アイディアの具体化・発表

12:10〜12:30(まとめ)
総評・全体締め
チームごとの反省会・交流

参加者情報

  • 総参加者数:8名
  • 内訳:
    • 博士課程:3名
    • 研究員:2名
    • 大学教員:1名
    • ポスドグ:1名
    • 社会人:1名

各チームのアイディア

  • チームA
    行政とユーザーの畑のマッチングシステム
  • チームB
    患者さんの視覚・聴覚QOLのゲーム形式での測定

参加者の声

イベント終了後には、参加者から以下のような感想が寄せられました。

  • 「皆さん興味のある分野に共通点がありつつも、それぞれ異なる技術的背景を持っていて、同じ方向を向きながら多様なアイディアを出すことができたと思います。」
  • 「異なるバックグラウンドを持つ参加者同士が積極的にコメントや意見を交わすことで、豊かな発想に触れることができ、とても刺激的でした。」
  • 「スムーズな運営やディスカッションへの手厚いサポートをいただき、貴重な機会となりました。ありがとうございました。」

多様な専門性を持つ参加者同士の交流が、本イベントの学びや発想の広がりを後押ししていたことがうかがえます。

今後に向けて

今回のアイディアソンでは、博士課程の学生や研究員、大学教員、ポスドク、社会人など、多様なキャリア段階にある参加者が集まりました。それぞれ異なる専門性や技術的背景を持ちながらも、共通の関心を軸に議論を進める中で、分野を越えたアイディアの融合や新たな視点の発見が数多く生まれました。
特に、限られた時間の中で課題の共有からアイディアの具体化までを行うプロセスにおいて、参加者一人ひとりが互いの知見に耳を傾け、積極的に対話を重ねていた姿が印象的でした。バーチャル空間での実施ながらも、活発で実りの多いコミュニケーションが展開され、研究の社会実装に向けた第一歩として意義深い機会となりました。
OICCCでは、今後も研究を起点とした起業や社会実装に挑戦する若手研究者・学生を支援する取り組みを継続してまいります。本イベントをきっかけに生まれたアイディアが、今後さらに育ち、実証や事業化へとつながっていくことを期待しています。

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