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入居企業インタビュー#62 Wagamom Promotion さん

大熊インキュベーションセンター(OIC)入居企業インタビュー第62社目は、Wagamom Promotion(わがままプロモーション)です。

個人事業主や小規模事業者に向けて、ビジネスの裏方を幅広く支えているわがままプロモーション。大熊町への移住をきっかけに、地域の中で自分にできることを探しながら、新たなチャレンジを続けています。

Q1. 主な事業内容を教えてください

わがままプロモーションでは、個人事業主や小規模事業者の方に向けた、ビジネスのトータルサポートを行っています。
LINE公式アカウントの導入や運用のサポートからスタートした事業ですが、現在では、ホームページ制作、チラシ制作、名刺制作、コンサルティング、収支計画や事業計画の策定など、幅広い業務を支援しています。

主な対象は、サロンを運営している方や、個人向けにセッションを行っている方など、個人事業主や10人以下の小規模事業者です。事業を続けていく中では、本来集中したい仕事以外にも、さまざまな裏方業務が発生します。そうした業務を私たちが引き受けることで、お客様が本業に集中できる環境をつくります。単に制作物をつくるのではなく、「どう売上を立てていくか」「どんな形で事業を続けていくか」を一緒に考えながら伴走することを大切にしています。

さらに、事業支援に加えて、地域との接点づくりにも取り組んでいます。その一つが、大熊町で立ち上げた「ヨガ部」です。直接的な事業として行っているものではありませんが、大熊町への貢献や、移住者の定着、関係人口の広がりにつながればという思いで続けている活動です。現在は、週2回ほど活動しています。

Q2. 大熊町で事業を始めようと思ったきっかけは?

大熊町に移住する前は、神奈川県で会社を経営していました。そこで事業を続ける中で、売上や数字を追いかけるだけではなく、より人や地域に向き合い、役に立てるような仕事がしたいと思うようになりました。
そのため、一度環境をリセットし、自分たちらしい形で事業をつくり直すために、移住を検討し始めました。

移住先は、最初から大熊町に決めていたわけではありません。当初は、他の市町村も検討していました。その中で、起業の相談を兼ねて大熊町に下見に来た際、打ち合わせ場所として指定されたのがOICでした。実際に訪れてみると、まず施設の充実ぶりに驚きました。また、担当の方と話をする中で、「ここで事業をやってみたい」と思うようになり、大熊町での活動を決めました。

もう一つ、大きな決め手になったのが、教育施設「学び舎 ゆめの森」の存在です。実際に見学した際、子どもが過ごす場所として、広々とした環境や雰囲気の良さに魅力を感じました。

大熊町は、福島第一原子力発電所事故の影響を受けた町です。現在、復興が進むなかで、まだ足りないものもたくさんあると感じました。しかし、足りないものがあるということは、自分にできることもたくさんあるということだと思っています。
「可能性しかない町だな」と感じたことが、今の活動の原動力になっています。

Q3. OICの活用方法は?

週に3回ほど、普段の作業や打ち合わせなどで活用しています。

特に、オンラインミーティングをする際には、施設内のミーティングボックスをよく利用しています。他の利用者と区切られた空間で、落ち着いて話せる環境が整っているため、とても助かっています。コーヒーメーカーやウォーターサーバーなどのフリードリンクを利用できる点も、日々仕事をする上でありがたいです。

また、OICで開催される交流会などにも参加しています。入居者だけでなく、地域で活動する方とも話す機会があり、新しいつながりが生まれる場になっています。

Q4. 今後チャレンジしたいことは?

二つあります。一つは、大熊町で健康的な食事ができる飲食店を開くことです。

私自身、糖質を制限するなど普段から食事に気をつけているため、大熊町に移住してきた際に、朝から健康的な食事ができる場所が少ないことに不便さを感じました。また、Wi-Fiを利用しながらコーヒーを飲めるような、ゆっくり過ごせる場所があるといいなとも思っていました。

だからこそ、自分たちが「あったらいいな」と思う場所を、町の中につくれたらと考えています。イメージしているのは、スープなどを中心にした健康志向のお店です。ベジタリアンの方や、健康を意識している方も利用しやすく、町の人にとっても、移住してきた人にとっても、ちょっと安心できる場所になれば嬉しいです。

もう一つは、移住者の定着や関係人口の広がりにつながる活動です。

現在、ヨガ部の活動を進める中で、将来的には大熊町にホットヨガができる場所をつくりたいと考えています。町内にある使われていないスポーツ施設なども、新しい形で活用できる可能性があるのではないかと感じています。そうした場所を活かしながら、町の人や移住してきた人が気軽に体を動かせる場をつくっていきたいです。

わがままプロモーションの事業にとどまらず、大熊町で暮らす人や関わる人が、健康に、そして前向きに過ごせるような場づくりにも挑戦していきたいです。

Q5. おすすめしたいコンテンツはありますか?

やはり、ヨガです。
ヨガをおすすめしたい理由は、健康や仕事など、日々の生活の中で「姿勢」がとても大切だと感じているからです。

肩こりや腰痛、ストレートネック、X脚・O脚など、体の不調には日々の姿勢が関係していることが多くあります。また、仕事面では姿勢は第一印象に影響します。ビジネスにおいて第一印象はとても大切です。背中が丸まっていると、自信がなさそうに見えてしまったり、「この人に任せて大丈夫かな」と相手に不安な印象を与えてしまったりすることもあります。

私自身、2026年は「美姿勢になる」という目標を掲げています。健康のためにも、仕事のためにも、まずは一緒にヨガを体験していただけたら嬉しいです。

Q6. あなたにとっての福島、大熊町とは?

私にとって大熊町は、「地域貢献」ができる場所です。

売上や数字を追いかけるだけではなく、より人の役に立つこと、地域に必要とされることをしていきたいと思う中、大熊町に来たことで、自分自身もリセットできたように感じています。

実際に暮らしてみて、まだ足りないものもたくさんありますが、だからこそ、「自分にできることがある」「まだまだ可能性がある」と感じることができます。

大熊町には、「学び舎 ゆめの森」やOICのような素晴らしい施設がありますし、面白い人たちも集まっています。これからの日本を引っ張っていけるようなポテンシャルもあると思っています。その発展の中で、自分たちもできることを見つけながら関わっていきたいです。

Q7. 最後に一言

個人事業主の方や小規模な会社を経営している方には、「とにかく一人で抱え込まないで」と伝えたいです。
一人で事業をしていると、「全部自分でやらなきゃ」と思ってしまうことがあります。経費のことを考えると、人に頼ることをためらってしまうこともあると思います。

ですが、自分のことは、自分が一番見えにくいものです。誰かに話すだけでも考えが整理されることがありますし、人を頼ることで道が開けることもあります。困った時は一人で抱え込まずに、周りを頼ってほしいです。私たちも、そのための裏方として力になれたらと思っています。

あとは、やはり「とりあえずヨガやろうぜ!」ですね(笑)
姿勢を整えることは、体にも心にも、仕事にもつながっていくと思っています。まずは一緒に体を動かして、心身を整えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。

〜編集後記〜
鈴木さんのお話からは、「自分にできることで、町や人の役に立ちたい」という思いがまっすぐに伝わってきました。
ビジネスの裏方支援から、飲食店の開業、ヨガ部の活動まで、取り組みはさまざまですが、根底にあるのは大熊町で暮らす人や挑戦する人を支えたいという気持ちだと感じます。
OICを拠点に、これからどんなつながりや場が生まれていくのか楽しみです。

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