入居企業インタビュー#49 関口Labo-Design技術士事務所 さん
今回の入居企業インタビューは、企業への技術コンサルティングと理数科教育を主に事業を行なっている『関口Labo-Design技術士事務所』の所長、関口芳弘さんにお話しを伺いました。
Q1. 主な事業内容を教えてください
関口Labo-Design技術士事務所は、福島県浜通りでの活動を目的に2024年10月に設立したもので、主に「理数科教育」と「企業への技術コンサルティング」という二つの柱で事業を展開したいと思っています。
「理数科教室の出前授業」は、理化学研究所に勤務していた際に研究所の社会貢献事業として始めたもので、小中学校での理科出前授業の実施がきっかけでした。その授業が好評を博し、各地の教育委員会等からの依頼を受けるようになり、現在では全国の学校や公共施設、年間約30か所を訪問しています。
授業を通して、子どもたちやその保護者が、身の回りにある技術や工学・数学に触れ、新たな発見をすることで、日常の風景が少し違って見えるようになることを目指しています。公民館、図書館などで授業するときは、親子で参加してもらうようにしています。授業後は家庭の中で、親子で理科的な会話をしてほしいなと思っています。
「企業への技術コンサルティング」は私が技術士(電気電子部門)であり長年理化学研究所の技術系職員として仕事をしてきた知識と経験を、浜通り地区の中小企業が技術的な問題で困っていることを解決したいと考えています。技術士は科学技術に関するあらゆる分野(電気電子、建設、機械など21分野)に分かれており、自身の得意ではない場合でも、技術士会というコミュニティを通じて専門家の知恵を借りたり、専門家を招いたりすることであらゆる技術的課題に対してコンサルティングを提供できるのが強みです。
本当は今年4月からコンサルティング事業を開始したかったのですが、昨年末に身内の不幸があったこともあり、まだ本格的に活動できていないのが現状です。徐々に企業訪問などを開始し、困りごとを聞いていこうと思っています。

Q2. OICの活用方法は?
OIC主催で開いているセミナーや、交流会に参加しています。みなさんとの交流会は楽しいし、食事会は美味しいので参加していますよ。
あとは、自分の勉強場所としても利用しています。自宅にいるとダラダラしてしまうので、OICに来て気分を切り替えて勉強したり論文を書いたりしています。ネットもサクサク繋がるので快適です。
Q3. 今後チャレンジしたいことは?
「チャレンジ」とは、「うまくいくか、いかないかが50%くらいの確率」であると考えています。成功の確率が7割、8割を超えるものは「チャレンジではない」し、逆に失敗の確率が7割、8割を超えるものは「無謀」というのではないでしょうか。
毎年新しい授業プランを一つ作成していますが、これは「できる」ことをしているのでチャレンジではないですし・・・。
なんとなく自分の中でチャレンジする年代は40代ぐらいまでという考えがあるので、もうチャレンジは十分かな(笑)。加速器施設を造ったり、スーパーコンピュータ施設を造ったり、チャレンジは存分にしてきました。
これまで好き勝手に楽しい仕事をさせてもらったので、これからは個人の中に蓄積してきた知識や経験、そして技術を、必要とするところ、人に役立てていきたいですね。
強いていうのであれば第2の人生を楽しむこと!です。

Q4. おすすめしたいコンテンツはありますか?
ここで言うまでもないと思いますが、十川食堂がすごく美味しいです!!毎週一度は必ず行っています。
特に麻婆丼の本物の花椒を使ったシビレる味がたまらなく好きです。
大野駅近くのクマSUNテラスに移転してから自家製麺になった麺類も最高です!!
あとは最近、New Jeansの曲にハマっています。彼女たちのキラキラしているところや、曲調、声も好きなので、いつかライブに行ってみたいなと思っています。

Q5. あなたにとっての福島、大熊町
大熊町は、どんどん変わっていくその姿がとにかくおもしろくて、楽しいんです。自分もその変化の一つの“ワンピース”になれたらいいなと思っています。
周辺の市町村と比べても、大熊町はイベントが多くて、しかもそれを行政だけでなく地域の人たちも一緒になって運営しているのがいいところ。外から来たアクティブな人たちを巻き込んで、町に新しい風を吹き込んでいるなと感じます。若い人たちが自然に関わりたくなるような仕掛けが、本当にうまいなと思います。私も町内の「喫茶レインボー」を中心に立ち上がった音楽サークルで、“シティポップおじさん”という芸名で1980年代の名曲を歌ったりして楽しんでいます。
そして何よりも、大熊町には「これから前に進んでいこう」という空気を感じます。そこが、すごく気持ちいいです。

Q5. 大熊町の方々に伝えたいこと
大熊町にひとつだけ願っているのは、年齢や立場に関係なく、昔からいる方と新しく来た方とが自然に交流できるような場がもっと増えていくこと。そうすれば、一緒に“ひとつの形”としての新しい故郷をつくっていけると思うんです。
私は、大熊町を「単なる活動の拠点」としてではなく、あと10年くらいこの地域に関わって、私の「第3の故郷」にしていきたいです。
また、私の出前授業を通して“目から鱗が落ちる”ことで、自然や構造物の仕組みがちょっと理解でき、日常の生活がより楽しくなってもらえたらなと思っています。
大熊町の皆さんともっと仲良くなれることを楽しみにしています!

◆編集担当より
いかがでしたでしょうか。
2024年度のおおくま学園祭では授業を開催していただきました!
普段の生活の物の見え方が変わる授業、受けてみたいですよね。
私も「目から鱗」の体験をしたいです!