入居企業インタビュー#01 株式会社AIBOD 松尾 久人さん

株式会社AIBOD
代表取締役社長兼CEO 松尾 久人
福岡県春日市出身
Q1. 事業内容や活動内容について教えてください。
株式会社AIBODは大学の研究者が集まってできた組織で、日々の暮らしをちょっと便利にするようなサービスのシステム開発を行っています。例えば、AI画像で商品を判別する無人販売機や工場の製造ラインを最適化するAIなどです。
大熊インキュベーションセンター(以後OIC)にも「BAITEN STAND」という、AIを使ったセルフレジの売店を設置しています。PayPay、クレジットカードなど現金以外であれば決済が可能です。

松尾社長(左)と、お菓子を購入した息子さん(右)
Q2. OICをどのように活用していますか?
主に事務所として利用しています。OICは登記することができるため、福島で事業を拡大する拠点となっています。貸事務所や交流スペース内で作業を行うことが多いです。
Q3. 普段はどのような生活をしていますか?
一月のうち半分はOICを拠点に活動しています。OICで活動している期間は、大熊町に隣接している川内村の家から出勤しています。月から金までは朝から晩まで仕事をし、休みの土日はなるべくゆっくり過ごすようにしています。
Q4. おすすめしたいお店、本、映画、サービス、イベントなどを教えてください。
今のおすすめは、集英社創業95周年記念企画【アジアの人物史】(全12巻)です。この本は有名無名の人物史で、歴史に関する好奇心をくすぐられます。
Q5. 関心のある事や分野はなんですか?
省スペースで活躍する「エッジAI」の分野です。自分たちの身近でAIが活躍することでより良い生活になっていったら素敵だと感じます。
Q6. 今チャレンジしたい事を教えてください
例えば自分たちの身近にある家電にエッジAIを搭載するなど、AIを身近に感じられるような取り組みにチャレンジしていきたいです。
Q7. 松尾さんにとっての福島、大熊町とは?
福島県が実施する「Fukushima Tech Create」というスタートアップ支援のプログラムがきっかけとなり、福島に拠点を置くことになりました。
大熊町の整備された土地を見ると、なぜだか自分の一部のように感じる瞬間があります。開発が進んでいく土地には、どこか自分のやっていること(新しい技術やサービスを生み出すこと)と共通点があるのかもしれない、と思うのです。
◆編集担当より
インタビュー1社目は開所すぐにOICの利用を始めてくださったAIBOD社でした。皆様、いかがでしたでしょうか?
もうすでに使ったことがあるよ!という方もいらっしゃると思いますが、OICにはAIBOD社の無人販売機「BAITEN STAND(売店スタンド)」があるおかげで、24時間いつでもお菓子や飲み物、冷凍食品等を購入することができます。実は、そばやタイ料理、うなぎ弁当なども食べられるんです!
コンビニまで少し距離のあるOICにとって、AIBOD社の無人販売機はまさに「日々の暮らしを便利にする」存在です。